• 琉球舞踊

谷田嘉子

所属組織：

玉城流扇寿会

7才の頃、疎開先の台湾で大嶺朝章先生に師事。
台湾から引き挙げ後、玉城盛義先生に師事。
「芸は身を助ける」が母の口ぐせで、幼な心に母を喜ばせたい一心で踊りを続けていたように思う。
女手一つで私達姉妹を何不自由なく育ててくれたことを思うと、大変だっただろう、苦労しただろうと今更ながら大きな感謝の念でいっぱいです。
これまで幾多のつらい時、悲しい事がありましたが、踊ることで乗り越えられたような気がします。
そしてまた私達の踊りの世界観を沖縄芝居役者伊舎堂正子さんとの出会いで一変しました。
自身の踊りに対する考え方が深くなりました。
齢85年、足腰が立つまで、後進を育て、花を咲かせてあげたいと強く思います。
これが踊りに身を置く我が天命と今は受け止めております。